ゴルフで腰を痛めないための3つのポイント【理学療法士が解説】

はじめに
ゴルフで一番多い怪我は、腰痛です!!
特に仕事で忙しい世代は、練習時間が限られている中でスコアを上げようと無理をしてしまいがちです。
そこで今回は、理学療法士+ゴルフフィットネススペシャリストの視点で、ゴルフで腰を痛めないための3つのポイントを解説します。
実践しやすく、すぐに効果を感じやすい内容です。
どうぞ最後までお読みいただけたら嬉しいです。
ポイント1:骨盤の前傾・後傾を知る

腰痛の原因の多くは、股関節ではなく腰を使いすぎてしまうことにあります。
その背景には、骨盤の角度が深く関わっています。
骨盤が後傾していると、股関節を十分に使えず、スイング時に腰をひねってしまいます。
逆に骨盤がニュートラルな状態だと、股関節をうまく使えて腰への負担が減ります。
ニュートラルの目安は、少し裏腿に張りを感じること。
この感覚が出れば、骨盤が適切な角度になっている証拠です。
ゴルフ前に自分の骨盤の状態をチェックするだけでも、腰痛予防につながります。
ポイント2:全ての打球を全力で振らない
腰痛を訴えるゴルファーに多い傾向は、ドライバーの練習量が増えた、またはフォーム改良をしたことです。
「もっと飛ばしたい」「スコアを上げたい」という気持ちは分かります。
しかし、全力でスイングすることが腰への負担を増やし、痛みにつながる場合が多いのです。
ポイントは、全ての打球を全力で振らずにメリハリをつけること。
練習の中で軽めに打つ球やフォーム確認だけの球を取り入れることで、腰へのストレスを大幅に減らせます。
ポイント3:練習後に逆振りでバランスを整える
ゴルフは片側だけの動きが多く、筋肉の使い方に偏りが出やすいスポーツです。
そのまま練習を終えると、使った筋肉だけが張って腰痛の原因になりやすくなります。
そこでおすすめなのが、練習後の逆振りです。
- 右利きの方は左フリ、左利きの方は右フリ
- アイアン2本ほど持って15~20回
- 使った筋肉と反対側の筋肉を刺激し、バランスを整える
たったこれだけでも、腰痛の蓄積を防ぎ、翌日の疲労感も軽減できます。
まとめ:腰痛を防いでゴルフを長く楽しもう
ゴルフで腰を痛めないために重要なのは、次の3つです。
- 骨盤の前傾・後傾を意識する
- 全ての打球を全力で振らない
- 練習後に逆振りをして筋バランスを整える
どれも簡単に実践できる内容ですが、継続することで腰痛予防に大きくつながります。
腰を守ることで、スコアアップも、ゴルフを長く楽しむことも可能になります。
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