筋膜ローラーと筋膜施術は別物です
〜どちらが良いではなく、役割が違います〜
最近、「筋膜ローラーってどうですか?」と聞かれることが増えました。

結論から言うと、
筋膜ローラーは良いツールです。
ただし、
筋膜施術とは別物です。
ここを混同してしまうと、
「やっているのに変わらない」
ということが起きやすくなります。
そもそも筋膜ローラーとは?
筋膜ローラーはもともと、
アスリートのセルフケアとして海外で広まりました。
特にトレーナーや理学療法士が、
セルフで筋膜の滑走を改善する目的で使い始めたのがきっかけです。
それが日本に入ってきたのは、
いわゆる「筋膜リリース」という言葉が広まった頃です。
今では、
・ストレッチポール
・フォームローラー
・筋膜ローラー
など様々な名前で広く使われています。
筋膜ローラーの良いところ
筋膜ローラーの一番のメリットは、
広い範囲を自分でケアできること
です。
・運動前の準備
・運動後のケア
・全体の緊張をゆるめる
こういった用途には非常に向いています。
でも筋膜施術とは違います
ここが一番伝えたいポイントです。
筋膜は一枚ではなく、
層になっています。
そのため、
強く押せばいいというものではありません。
むしろ圧をかけすぎると、
・表層だけ硬くなる
・防御反応が出る
・逆に滑走が悪くなる
ということもあります。
大切なのは「掴む」こと
筋膜施術では、
ただ押すのではなく
ポイントを掴むことを大切にします。
そして、
・一定の圧
・小さな動き
・摩擦熱
この3つを加えていきます。
すると、
感覚受容器の反応が変化し、
筋膜の滑走が変わっていきます。
ローラーでは掴むのが難しい
筋膜ローラーは「面」で当たります。
一方、筋膜施術は「点」を捉えます。
この違いが大きいです。
ローラーでゴリゴリしても、
ポイントを正確に捉えるのは難しいのです。
例えるならこんな感じです

摩擦熱で消えるボールペンの文字がありますよね。
あれを消すときは、
一点をしっかりこすります。
でももし、
ローラー型の消しゴムで
ゴリゴリこすったらどうなるでしょう。
消そうとしているようで、
実はうまく消えません。
筋膜ローラーと筋膜施術の違いは、
ちょうどそんなイメージです。
どちらが良いわけではありません
筋膜ローラーはセルフケアに向いています。
筋膜施術はピンポイントの調整に向いています。
役割が違うだけです。
筋膜ローラーをやっているのに変わらない場合は、
「ポイントが違う」だけかもしれません。
そんなときは、
一度ピンポイントで調整してみるのも
一つの方法だと思います。
自分自身ではどうにも。。。
というときはお気軽にご相談ください。
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